製品情報
Syrius(シリウス)FlexComet SL-50
ci.Pacific/運搬支援AMRには、シリウスジャパン株式会社の「Syrius(炬星/ シリウス)FlexComet SL-50」が採用されています。 シリウスジャパンは中国で初めてAMRのソフトウェア・ハードウェア及びクラウドサービス開発に注目した企業であり、世界トップクラスのEC企業や大手小売業者、物流業者の物流倉庫でAMRによる生産性向上や現場改善の実績を有しています。
FlexComet SL-50は白を基調としたコンパクトで清潔感のあるフォルムで、角がなく安全性にも配慮されています。通路の幅が80cmあれば走行可能なため、既存の通路幅を広げたりロケーションを変更したりする必要はありません。またVSLAM方式の採用により、ピッキングエリアのマッピングを行えばすぐに自律走行が可能なため、AMRのための新たな設備投資が必要なく短期間かつ低コストで稼働を開始できます。
大画面タブレットには作業指示だけでなく商品画像も表示ができるため、視覚的に商品を認識でき、新人でも外国人の方でも安心して作業を行うことができます。
特長
コンパクトで清潔感のあるフォルムで角がない安全なデザインです。機能性も抜群で、大画面タブレットとハンズフリーの1次元・2次元スキャナが作業をアシストします。12時間連続稼働で休まず働けるのはロボットならではです。
カメラとセンサー搭載で、VSLAM方式で自律移動が可能です。さらに最高速度は秒速2メートルで高速搬送が可能です。また、通路幅が80センチあれば走行できるので、庫内の設備やレイアウトは既存のままでOKです。
シングルピッキング用とマルチピッキング用(最大6マルチ)のコンテナがあり、最大積載量は50kgなので、小物雑貨やアパレル、医薬品や製造部品など様々な商品に適しています。通販の現場にも最適です。
Syrius(シリウス)FlexComet SL-50のハードウェアを動画でご紹介しています。
FlexComet SL-50の技術!VSLAM方式で高精度な庫内マッピングと自律移動を実現
AMRにはSLAM方式(Simultaneous Localization and Mapping:自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術)が採用されており、自身の位置特定と庫内の地図作成を行うことができるため、自律して移動することができます。その中でもFlexComet SL-50はレーザーレーダーと3Dカメラを使ったVSLAM方式(Visual SLAM)の技術が使われています。
導入時に、まずはAMRを手押ししてピッキングエリアを歩きます。この時、AMRのセンサーが床や棚などを読み取り、読み取ったデータがマッピングアプリに登録されます。そのあとさらに、そのマップにロケーションや間口の向きなどの情報を登録することで、ピッキングエリアのマップデータが完成します。
このマップデータをAMRが保持していることにより、指示されたロケーションがどの位置なのかがわかるため、ピンポイントな移動が可能となります。
自律移動できるAMRなら、従来のAGVのように磁気テープや二次元コードなどで誘導するルートを設定する必要がありません。また、庫内のレイアウト変更があった際にはマップデータを更新するだけなので、繁忙期などのレイアウト変更への対応も簡単です。日々状況が変化していく物流現場に柔軟に対応します。
運搬の際にはレーザーと3Dカメラを使いマップと照合しながら移動します。人や障害物、段差も検知して回避や減速もできるため、安全性にも優れています。
さらにAI(人工知能)を搭載しているため、使えば使うほどマッピングデータの精度が向上し、自社の物流倉庫に最適化されていきます。
仕様:Syrius(シリウス)FlexComet SL-50
-
FlexComet SL-50
-
サイズ(WxDxH)630 x 470 x 1300mm
-
重量約60kg
-
最大積載重量約50kg
-
最高速度約2.0m/秒
-
バッテリリチウムイオン電池、24V/45Ah
-
標準積載稼働時間約12時間稼働
-
充電時間約3時間(自動充電/バッテリ交換)
-
インターフェースバーコード・QRコードリーダー、タブレット、音声指示
-
ナビゲーション方式VSLAM方式
-
通信方式4G/WiFi
-
搬送パターンPoint to Point搬送
-
安全制御非常停止スイッチ(停止精度 ±50mm)