追跡や紛失/滞留検知を行うためには“モノ”にデバイスを取り付けますが、対象物によって取付方法は様々です。いくつか具体例をご紹介します。
デバイスは電波を受信しやすいカゴ車上部に取り付けています。鉄柵の間にデバイスを固定し、荷物との干渉、カゴ車を畳んだ時の干渉を避けています。カゴ車がぶつかった際も、デバイスは直接衝撃を受けません。また、目立つ場所に付ける事で、盗難抑止の効果を見込んでいます。
結束バンドやネジで取り付けられるデバイスもございます。
化学品や食品調味料などを運ぶために用いられる専用コンテナです。
コンテナの脚部内側に結束バンドで取り付けています。
フォークリフトの爪やコンテナを並べた場合に邪魔にならず、作業の際の障害にならない取付位置です。食品工場では、安全性確保のため金属探知機に反応する特殊な結束バンドを使用しています。また、屋外での利用や高圧洗浄にも対応する耐久性のある結束バンドを使用しています。
遮蔽物がある場合はデバイスの通信は妨げられてしまいます。デバイスの四方をなるべく開けるような位置が望ましいです。特にGPSを利用する場合はGPS衛星を見通す必要があるためデバイス上部に空間を確保する必要があります。
取付器具にはゴム、プラスチック、ステンレスなど様々な素材があり、使用環境・輸送環境に適した取付器具を選びます。以下の項目に基づき、最適な取付器具を選択します。
・屋外利用
・直射日光
・防水
・潮風
・デバイス取り外しの有無
・高温度帯/低温度帯
・振動/衝撃
・耐久年数
・化学物質の付着
物流機器は一企業だけでなく関連する企業の間を行き来するケースがあります。デバイスが立ち回る先への周知や取付方法については事前に確認する必要があります。
長期間安全に固定できる箇所へ取り付けます。作業員や他の物流機材にデバイスが当たる事が無い取付位置を入念に確認することが重要です。
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